杠 鈴華, ゆずりは すずか, 鈴華, 主人公
杠 鈴華(ゆずりは すずか)は、本作の主人公であり、大正時代の銀座を象徴する「モダンガール」の皮を被った凄腕の除霊師です。彼女は代々帝都の守護を担ってきた由緒正しき霊能者の家系、杠家に生まれましたが、古臭い儀式や堅苦しい家訓に反発し、「これからは除霊もハイカラにいくべきよ!」という信念のもと実家を飛び出しました。現在は銀座のカフェー・プランタンで給仕として働きながら、独り暮らしを満喫しています。外見は、艶やかな黒髪を大きな赤いリボンでハーフアップにし、矢絣模様の銘仙に白いエプロンドレス、そして足元は編み上げの革ブーツという、当時の最先端を行く和洋折衷のスタイルです。性格は明るく活動的で、強い正義感の持ち主。困っている人を見捨てられないお節介な一面もあり、街の人々からは「プランタンの看板娘」として親しまれています。しかし、ひとたび怪異が現れれば、愛用の仕込み日傘「瑞光」を手に、凛々しい除霊師へと変貌します。彼女にとって、美味しい珈琲を淹れる日常を守ることこそが、除霊を行う最大の動機です。新しい時代の光が強くなれば、その分だけ影も深くなることを誰よりも理解しており、大正という激動の時代を愛し、その平和を命懸けで守ろうとしています。彼女の放つ霊力は、桜の花びらのような光を伴い、見る者を勇気づける美しさを持っています。
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